2022年3月12日
Category:豆知識 Tags:七五三着物行事

七五三について

子供の成長祝いの準備は、誕生とともに始まります。代表的な儀式をいくつかご紹介します。

~生後32日のお祝い~「初宮参り」

「初宮参り」は、赤ちゃんの健やかな成長を氏神様に報告する儀式のことで、赤ちゃんが初めて社会の一員になったことをお祝いする儀式です。
一つ身のきものと宮参り着(掛け着とも)を用意します。女の子の場合は宮参り着を3歳の節句に着られるようにでき、それもまた思い出深いですね。

~3歳のお祝い~

元々は、3歳では髪を伸ばし始める「髪置(かみおき)」の祝いが由来で、発育してゆく上で病気にもなりやすく、様々な危険を伴う時期なので、健やかな成長を氏神様にお祈りをする儀式です。
三つ身のきものに被布というスタイルが一般的です。きものは宮参り着を用いても構いません。
被布の下は浴衣に締める兵児帯です。帯なしで紐でも可。
ころころとした3歳の女の子らしく華やかで可愛らしい柄が良いですね。また、子供のヘアメイクのおしゃれを親子で楽しみたいですね。

~5歳のお祝い~

男の子が生まれて初めて袴を着る儀式です。3歳と同じく、成長を氏神様にお祈りをする儀式です。
古来の儀式では「袴着の祝い」と呼ばれ、男児を碁盤の上に乗せて、碁盤から飛び降りる儀式です。
古くから碁盤には人生の縮図が表されていると思われていて、その碁盤に乗ることで人生のあらゆる局面での勝利を願って儀式が行われてきました。
袴姿では、羽織・長襦袢・角帯・白扇・懐剣・雪駄など一揃えをして、羽織には5つ紋を入れます。
生まれて初めての羽織袴姿は凛々しく格好良く。

~7歳のお祝い~

7歳のお祝いでは、「帯解き」・「帯直し」の儀ともいわれ、紐付きのきものからいよいよ帯を結ぶ本式のきものに着替えるようになります。3歳、5歳と同様に氏神様に成長をお祈りします。
しごきという、古くははしょるのに用いるものを帯の下部に巻きます。
きものも四つ身の絵羽(訪問着のように着物全体で柄を表したもの)から、小柄の飛び柄のきものまで多種にわたります。
色や柄も大人っぽく落ち着いた色柄や個性的な色柄などになっていきます。
他にも、「筥迫(はこせこ)」という古来武家の女性の小物入れが起源の、小物を胸元へ差し込み、房付きの扇子を帯締めに挟みます。
一般的には筥迫セットとしてまとまっております。
七五三のお祝いは、子供の健やかな成長を家族でお祝いをし、これからの無事を願っていく家族全員にとっての記念日なのです。
きものとは家族が脈々と受け継いでいくものです。
ご両親やご祖父母が七五三で着たきものを、子供へ繋いでいくことも素敵な家族作りなのかもしれませんね。

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